ライナーノート(7)/見てわかる!世界のドラゴン&モンスター案内

[12] バロン
アジアの神々の中でもとにかく、ハードディティールの持ち主です。
ンマ〜あッ!描いても描いても全々シルエットの中身が埋らないんスよっ!
「うーあー。いつ終わんだよ〜ぅ…」
と半ば朦朧としながら細部を描き込んだ夜しか思い出せません。
さてこのバロン、装飾が細かい以上に等筆すべき特徴があるんです。
今回はモノクロで描かれてますが、何と言っても目を引くのがその色彩美。
濃い緑のベースに明るいピンクの花々と金色の装飾品が
とにかく映えて、まるで花咲く森がそのまま獣になった様な
生命感溢れる豊かな美しさを醸し出しています。
この絵を描くまではそこに気づかなかったんですが
描き終えた今、凄く好きなモンスターになりました。
…また描けと言われたら、今はノーサンキューすけどW
背景には対になる魔女ランダも入ってます。


[13] サンダーバード
いまいち姿のはっきりしないモンスターなのですが
一応目に見える形としてトーテムポールの姿が伝わっているのです。
じゃあ、実はあのまま、トーテムポールの姿そのものが
サンダーバードって解釈はバカバカしくて面白いんじゃ
ないかと思い立ちそのまま描いたら発注サイドに
「それはトーテムポールであってモンスターではない」
とユーモアのない返答で難色を示されたので
背景にシルエットで鳥を入れる事で手前のトーテムポールなめで
本物が背後にいるという形でまとめました。
でも、私的には背後の鳥はただの鳥で
手前のがサンダーバードという事にしてますw


■見てわかる!世界のドラゴン&モンスター案内
幻獣研究会/著 ¥580 (税込) 笠倉出版
http://www.amazon.co.jp/dp/4773099399/
※このライナーノートの絵が載ってる本です!
興味出た人はゼヒ買って下さいねー!


見てわかる!世界のドラゴン&モンスター案内

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